観葉植物のススメ

今回は観葉植物のお話を。
 
というのも先日、芸人のたむらけんじさんが観葉植物に興味があると聞きました。
芸人さんも本業以外に趣味から仕事に結びつけるなど大変ですね。
そんな中、実は私も少し観葉植物に興味があり育てたりもしています。
 
 
緑色は、調和をもたらし安心や安定を心にもたらす色とされています。また、観葉植物などからはフィトンチッドという揮発成分が出ており、自律神経を整えて精神をリラックスさせる効果があります。つまり、観葉植物は心と身体にやすらぎを求めている人へ癒しを届けてくれる存在なのです。
 
そう、日々仕事に追われる現代人にピッタリな訳です。
 
しかし、これからはじめて観葉植物を育てる方は何を育てればいいのか分からない。そんな初心者の方に、おすすめの観葉植物をご紹介します。
 
やはり育てやすさと人気の度合いから言ってガジュマルがオススメです。
 
空気中に出る根っこ(気根)がユニークな形を作り出すガジュマル。自生地の沖縄では、「キジムナー」と呼ばれる火の精霊が宿るといわれています。
「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」とされ、古くから人々に大切にされてきました。
また、「健康」という花言葉も縁起がよく、年齢を問わず多くの人に親しまれるインテリアプランツとして知られています。
 
日光にあてること、水のやり方には気を配る必要がありますが、基本的には育てやすい観葉植物です。何と鹿児島県沖永良部島の国頭小学校の校庭には樹齢100年を超える日本一のガジュマルが植えられています。
 
ガジュマルの生命力は観葉植物の中でもとても強いです。ガジュマルの木の根は、コンクリートを突き破るくらいの強い生命力を持っています。
 

屋内で栽培する場合、ガジュマルは日光が好きで、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

 

ガジュマルは寒さに強くないので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。気温が10℃以上のときは 土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。
気温が10℃以下のときは 、ガジュマルの生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、表面の土が乾燥してから23日経ってから水やりをしてください。

そこまで難しくないので育ててみてください。
 
たむらけんじさんが観葉植物に興味を持ったきっかけが西畠さんという方の影響なのだとか。
かく言う私も西畠さんの影響を少なからず受けています。
 
ご存じない方に。西畠さんは世界中を飛び回って珍しい植物を集めてくる「プラントハンター」というお仕事をされています。
西畠さんもよくガジュマルを植えられていますね。
ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」でのガジュマルは忘れられません。
あれほど複雑な形をしたものは珍しいのではないでしょうか。何やら腕を放り乱しては荒ぶる人の姿のようでした。
 
気になられる方は西畠さんのイベントに足を運んでみてはいかがでしょう?
植物への興味がより湧いてきますよ。
 
西畠さんのような大きなガジュマル栽培はできませんが皆さんも小さいガジュマルを屋内で育ててみませんか??